Protocols

 
 


ノーザンブロット
1)RNAを電気泳動したゲルを、2枚重ねて両袖を20×SSCに浸した3MM濾紙の上に載せる

2)ゲルの大きさより上下左右それぞれ2 mmずつ短く切っておいたHybond-N+をゲルの上に載せる

3)サンプルスロットの位置に印をする

4)フィルターの大きさより上下左右それぞれ2 mmずつ小さく切っておいた3MM濾紙を2枚フィルターの上に載せる

5)更に上下左右それぞれ2 mmずつ小さく切っておいたペーパータオルを5 cm程重ねて載せる

6)板と重しを載せ、12時間以上静置

7)ペーパータオルと濾紙を捨て、ゆっくりとフィルターを剥がす

8)2× SSCの入った容器にフィルターを移す

9)10分間緩やかに振盪

10)3MM濾紙上に移し、室温で30分間乾燥

11)クロスリンカーでブロット面にUV照射

12)直ぐに使わないときはハイブリバッグに封入して保存





サザンブロット
1)DNAを電気泳動したゲルを酸変性液(0.25 N HCl)に浸漬

2)室温で7~10分間緩やかに振盪

3)脱塩水で洗浄

4)アルカリ変性液に浸漬

5)室温で15分間緩やかに振盪

6)アルカリ変性液に浸漬

7)室温で15分間緩やかに振盪

8)脱塩水で洗浄

9)中和液に浸漬

10)室温で30分間緩やかに振盪

11)両袖を10×SSCに浸した3MM濾紙の上にゲルを載せる

12)ゲルの大きさより上下左右それぞれ2 mmずつ短く切っておいたHybond-N+をゲルの上に載せる

13)サンプルスロットの位置に印をする

14)フィルターの大きさより上下左右それぞれ2 mmずつ小さく切っておいた3MM濾紙を2枚フィルターの上に載せる

15)更に上下左右それぞれ2 mmずつ小さく切っておいたペーパータオルを5 cm程重ねて載せる

16)板と重しを載せ、4~20時間静置

17)ペーパータオルと濾紙を捨て、ゆっくりとフィルターを剥がす

18)3MM濾紙上に移し、60℃で10分間通風乾燥

19)クロスリンカーでブロット面にUV照射

20)分子量マーカーのバンドに鉛筆で印をする

21)直ぐに使わないときはハイブリバッグに封入して保存





ドットブロット
ドットブロッターを用いての核酸のブロットをすることが出来る。ここでは、RNAをサンプルとして用いる時の方法について述べる。

なお、ドットブロッターはSANPLATECの製品を用いている。


1)ブロッターの面積よりやや広めにHybond-N+フィルターと3MM濾紙を切っておく

2)フィルターを滅菌水で湿らせる

3)フィルターを20× SSCに室温で1時間浸す

4)この間にドットブロッターを過酸化水素水(原液)処理による滅菌を行う。処理後、DEPC処理水ですすいだ後に0.1 N NaOHで各スロットを慎重に洗浄

5)Vacuum Unitの上に20× SSCを含ませた3MM濾紙を載せる

6)フィルターをSample Wellの底にセット(泡が入らないように注意)

7)止め金で止め、吸引器を接続

8)サンプルスロットを10×SSCで満たす

9)緩やかに吸引し、スロットの溶液を全て流す

10)吸引器を止め、サンプルスロットを10× SSCで満たす。この後サンプル溶液を調製

11)緩やかに吸引し、スロットの溶液を全て流す

12)吸引器を止め、サンプル溶液をスロットに入れる

13)緩やかに吸引し、スロットの溶液を全て流す

14)各スロットを10× SSCで洗浄(2回)

15)溶液が無くなってから5分間吸引し続け、乾燥

16)ブロッターを解体し、フィルターを外す

17)3MM濾紙上で自然乾燥

18)クロスリンカーでブロット面にUV照射

19)直ぐに使わないときはハイブリバッグに封入して保存



・ノーザンドットブロット用のサンプル溶液の調製

1)RNAサンプルをエタノール沈澱、リンス

2)10 μlのDEPC処理水に溶解

3)100% ホルムアミドを20 μl、7μl ホルマリン、2μl 20×SSCを加え、混合

4)68℃に15分間保持

5)3分間氷冷し、80μl 20×SSCを加え、混合

 

DNA, RNAのブロッティング

Wednesday, February 13, 2008

 
 

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